午前の部(危険体験)と午後の部(運行管理者向け)で約25名が参加しました。
キョウセイ交通大学は、実際の大学ではなく、ドライバーの技術向上の研修施設です。
※グループに「享成自動車学校」という自動車学校もあるようです。
午前の部は、危険体験です。
普段公道で意図的に危険体験をすることは当然にできません。
しかし、今回は意図的に危険を体験することにより安全運転・危険回避・予防につながる講習です。
運転中の座席などについての初歩的なことであっても、20歳前後に免許証を取得した当時は覚えていても現在は覚えている人は少ないと言えます。
その他にも連続スラローム、急ブレーキ(ABS作動)体験まで行いました。
ABSをフルに効かせたときのブレーキペダルの振動・反発を体験できました。
その他にも時速30kmを保ち走行し(計測する)、その後に信号機により右・左・真ん中のいずれかを目視確認し、急ブレーキするという危険体験も行いました。
さらにタイルに水を撒いた道路にて急ブレーキを行い、危険を体感し、ABSをフルに体感しました。
午前の部は、なかなか体験できることではない非常によい体験になりました。
約3時間の講習は非常に充実しました。
昼食・休憩をはさんで、午後からは運行管理者向けの講習です。
運行管理者は、運転者の乗務割の作成や運転者の指導・監督・健康疲労や安全確保などを取りまとめる立場です。
主に、インストラクター同乗走行により運行管理者自身が、日本の法律に遵守した運転であるかどうかの確認を受けます。
その後、不適切な箇所のアドバイスや補正を行いました。
免許証取得時には、筆記試験により運転や道路上でのルール(法律)を把握していたと思いますが、
現役運転手は、同じ筆記試験を受けても合格しないのではないでしょうか。
良くも悪くも経験だけで運転していると言えます。
次に同乗指導演習を行い、模範運転の指導や実習などを行いました。
午前・午後共に非常に充実した体験・実習でした。
1社だけでは費用的に行えない研修であっても、当協会として開催し十数社で共同して研修の場を設けることができます。
次回は、9月に愛知県内の自動車学校にて研修を行います。
今後も研修を定期的に開催し、事故を防止し安全な中部地区の自動車管理業を推進していきたいと思います。